年間約500万~800万トンにものぼる食品ロスの約半分は、一般家庭から発生しています。私たちはまず、日頃の暮らしの中で食品ロスに対する意識をしっかりと持ち、無駄をなくすことを実践していく必要があるのです。
※消費者庁「食べもののムダをなくそうプロジェクト啓発パンフレット」参考
食材の捨ててしまいがちな部分も、ひと工夫で残さず食べられます。たとえば、キャベツやブロッコリーの芯は、細かく刻めば硬さも気になりません。ニンジンの皮をむかずに調理すれば、手間も省けて一石二鳥。余った食材は、週末にまとめてお好み焼きにすれば、きれいサッパリなくなります。
値段が安いからといって、食材を買い過ぎたり、まだ残っている同じ食材を再度買ってしまうのを防ぐために、買物前に食材の在庫確認をして、必要なものだけを買いましょう。
さらに注意したいのが、食材の「消費期限」と「賞味期限」。「消費期限」は“食べても安全な期限”のため、それを過ぎたものは食べないほうが安全です。「賞味期限」は“美味しく食べられる期限”であり、それを過ぎても食べられなくなるわけではありません。見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。