食料のむだづかいをへらすために、家庭でも外食でも、
大切な食べ物を残さずにしっかりと食べきろう!
食べ残しをしない約束をみんなで守ること、
それが「食べきりげんまんプロジェクト」です。
日本では「食品ロス」(まだ食べられるのに捨てられている食べ物)が、年間約640万トンも発生しています。これを日本人一人当たりに換算すると、なんと毎日おにぎり約1個半を捨てていることになるのです。だからこそ、「食べきりげんまんプロジェクト」を機に、この現状を見つめ直して食品ロスをみんなで削減しましょう!
年間約640万トンにものぼる食品ロスの約半分は、一般家庭から発生しています。私たちはまず、日頃の暮らしの中で食品ロスに対する意識をしっかりと持ち、無駄をなくすことを実践していく必要があるのです。
では、どうすれば食品ロスを削減できるのか?
具体的なポイントを3つご紹介します。
食材の捨ててしまいがちな部分も、ひと工夫で残さず食べられます。たとえば、キャベツやブロッコリーの芯は、細かく刻めば硬さも気になりません。ニンジンの皮をむかずに調理すれば、手間も省けて一石二鳥。余った食材は、週末にまとめてお好み焼きにすれば、きれいサッパリなくなります。
外食の際、意外とボリュームが多かった、嫌いな食べ物が含まれていた…などの理由で食べきれない場合があります。注文前に確認することで食べ残しを減らせるので、しっかりとチェックしましょう。小盛りができるお店もあります。食べきれる分だけ注文しましょう。
値段が安いからといって、食材を買い過ぎたり、まだ残っている同じ食材を再度買ってしまうのを防ぐために、買物前に食材の在庫確認をして、必要なものだけを買いましょう。さらに注意したいのが、食材の「消費期限」と「賞味期限」。「消費期限」は“食べても安全な期限”のため、それを過ぎたものは食べないほうが安全です。「賞味期限」は“美味しく食べられる期限”であり、それを過ぎても食べられなくなるわけではありません。見た目や臭いなどで個別に判断しましょう。